自分で課したことに四苦八苦する醍醐味
前に進むのは、自分で選択しても苦しい
書評に苦しんでいる。
日程の余裕をとって準備をしていたが、途中で娘の学校問題、
自身の体調不良と重なり、ぐるぐるしてきている。
―もっと、書きやすい本にしておけば良かった。
弱気な呟きが生まれる。
あえて毎回難しい本を選んでるのは自分。
自分に最大限の負荷をかけるためにそうしているのだから
苦しくなるのは、ある意味仕方ないのだ。
自分で自分を励ましながら、書き続けるしかない。
それはわかっていても、「わーん、どうしよう」と
あたふたして泣きたくなる。
文章には書き手の気分が反映するし、
雑誌という読み物に書かせていただくので、
できるだけフラットでご機嫌な状態で書くように努めている。
だから実際に泣きながら書くことはないのだけれど、
神様にお祈りをしたい気分。
冗談みたいだけれど、実際祈って書くこともよくある。
あと一日ある。今回も満足のいく文章に辿りつけるハズ。
こういう心境を何度かくぐりぬけて毎回何かを掴んでいる。
一年後の自分が楽しみだ。
・・そうわかっていても、思うように書けないときは苦しい。
日記に弱気な自分を白状して、少し気分転換。
自分で課したことに挑戦している苦しさは、
他人に振りまわされる苦しさとは違う。
マラソンの途中で走者があえぐような苦しさに近いと思う。
ランナーズ・ハイはいつ来るだろうか。
わからないけれど、訪れることは確か。
苦しみが無心な愉しさに変換される瞬間を今宵は待とう。