palewhite’s diary

心模様は、日々さまざま。

専業主婦が仕事を探すのは、よつ葉のクローバーを見つけることに似ている

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「仕事を探しているけれど見つからない」もしかしてこれは専業主婦があいさつがわりに使う言葉なのだろうか

自分の思い描く仕事を見つけるのは、よつ葉のクローバーを見つけるようなもの。
見つける気になればいくらでも見つけられるけれど、はなから見つからないと
考えて探す気もなければ、見つかるわけがない。

スーパーで友人と出会った。
「ちょっと話したいことがある。」というので娘には雑誌コーナーに
移動してもらい、通路で立ち話の体勢に入る。
良い求人があったけれど自信がなくて、面接を受けるかどうか迷っている
とのこと。

デスクワーク中心の仕事内容は、彼女の雰囲気にぴったりだし、以前の仕事
よりも身体の負担も少ない。ペアを組む上司の人間性に問題がなければ、
きっと仕事もスムーズにできそう。
話を聞いた限りでは応募した方がいいと感じたので、私はこう話してみた。
「面接は上司になる方と相性が合うかどうか、見極めるつもりで受けてみたら?
そこでもし違和感を感じたら、こちらからも断る権利はあるしね。まずは
やってみたらいいと思う。」

長話はできなかったけれど、彼女の顔が話し出す前よりぱぁっと明るくなり、
別れるときには自信に満ちていたので、幸先の良さを感じて嬉しくなる。
うまくいきますように。
 
以前スーパーで別の知人たちと交わした会話を、ふと思い出した。
それは「仕事を探しているけれど見つからない」という言葉。

これはもしかして私が知らないだけで、専業主婦が友人知人に会ったときの
お決まりのフレーズかなにかなのだろうか?

子どもの習い事の送迎や、下校時には家にいてあげたいし、
まだまだ手がかかるから、都合にあう求人はないのよねぇ・・。

「そうね。」と微笑む私に、彼女たちは「○○さんはお仕事してる?」と尋ねる。
そのときにしている仕事に軽く触れると、彼女たちは、自分の都合に合う仕事を
見つけられた私を幸運だといい驚く。
私は幸運な例外であって、なかなかそんなことはないのだという自説は曲げない。

仕事が見つからないという状態は自分が決めたことだから、意識を変えたら仕事は現れる

少し前までは、そんな知人たちに、わかる範囲で役立ちそうな情報は伝えてきた。
マザーズハローワークの求人をこまめにチェックしたらいい、
この仕事なら2時には終わるから子どもの下校時間にも間に合うわよ・・など。

でも知人たちは友人とは違い、動こうとはしない。
彼女たちから見える世界には、自分の都合に合う求人はないのだ。
だからそれについてはもう、異議を挟まないことにしている。

ヒトが動くって、大事。行動は間違えればその時点で止めるなり、修正するなり
すればいいけれど、自分が想像できる範囲内で勝手に決めつけて行動しないこと
を選択すると、同じ現実が続くことになる。同じ現実しか現れない。

子どもの小学校入学から約6年間、「仕事を探しているけれど見つからない」と
同じフレーズを繰り返し口にしている知人と、果敢に新しい仕事に挑戦する友人。
対象的で考えさせられた。

たくさん群生するクローバーを、ざっと眺めて通り過ぎるだけは勿体ない。
目をこらしたら、そこには必ずよつ葉のクローバーが混ざっている。