palewhite’s diary

心模様は、日々さまざま。

遊びをせんとや生まれけむ

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心に浮かぶ平安時代の和歌の一節

ふと頭の中に浮かぶ一節やフレーズはないだろうか。
自分の生きる上での指針やテーマとなっているもの。私にはいくつかある。
その中で、離婚前の緊張感の高まる時期に良く思い出していた和歌の一節がこれだ。

遊びをせんとや生まれけむ、戯れせんとや生まれけむ、
遊ぶ子供の声きけば、我が身さえこそ動がるれ

平安時代末期に編まれた歌謡集『梁塵秘抄』(りょうじんひしょう)の中の一首。
「遊びをせんとや生まれけむ」のフレーズが、衛星のように、心を繰り返し廻っていた。
現実は見方によってはシビアではあったけれど、このフレーズが心を廻ると、好きな人生を
展開していく途中なんだと気がつき、さあっと風が心を吹き抜け、悲観的に傾いた自分や、
生真面目モードに入った自分を面白がり興じるもう一人の私の視点に戻れた。
自分で自分の窮地を面白がることや、それを笑いに転換することは、生きる上で
かなりすぐれた武器になると思う。


人生がもし壮大な夢のようなものだとしたら、私は遊びたい。遊んで生きる。
もう真剣に遊んでいるかな。

心を熱くして、
喜び、優しさ、尊敬、感謝、慈愛、愉しさ、希望、歓びといった明るい感情も、
悲しみ、寂しさ、孤独、失意、落胆のような暗い感情も、
両方のエネルギーを身体を通して感じて味わって、通過させて生きていく。


娘の3DSから鳴り響く音楽やお笑い番組のテレビをBGM背景に、持ち帰り仕事を
したり、子供のドリル丸つけをしたり、寒さと雪でウォーキングは無理なので、
ミニトランポリンを飛んでみたり。
体調管理のために少し多めにビタミンCを摂取したり、とっくに春の新作がでる時期に
突入したのに、遅まきながらネットで洋服屋さんをチェックしたり。

今年は離婚後遺症で、ウィーンフィルの「ラデツキー行進曲」を聞きのがしたので、
何としても来年は聞かなくちゃ。
夫とのいくつか残る手続きは1月中に終わらせる。
海外旅行はいつ行こう。
春からの仕事は、やはり海外と接点がある仕事がいい。
今の仕事を心を込めて遂行しながら、就きたい仕事のイメージを膨らませよう。


いろんな行動と思考を、それこそぐるぐると衛星のように心の周りを回転させて、
私は自分で作り出した好ましい忙しさの中で機嫌よく遊んでいる。

真剣な遊びには制限もないし、期限も、ない。
「飛び込む気持ち」というパスポートだけが必要です♪