palewhite’s diary

心模様は、日々さまざま。

年内にやっておきたいことは、結婚生活からの卒業

f:id:palewhite:20141201015042j:plain今週のお題「年内にやっておきたいこと」〈2014年をふりかえる 1〉
年内にやっておきたいこと、というお題にすぐさま「離婚」と頭の中で
反応してしまった私。不謹慎?でもかまわない。

一年十二か月いつでも離婚はできますが、何故年内に離婚してしまいたいのかというと、
もう嫁ぎ先の「○○家の嫁」から抜け出して、一人の個人として新しい年を迎えたいからです。

以前からずっと感じていた違和感。
夫の実家で連呼される「○○家では」という言葉と、その後に続く様々なルール。
「○○家」という言葉を頻繁に日常会話にのぼらせる家ってどうなのだろう。
私は横溝正史の作品「獄門島」「八つ墓村」等をいつも連想してしまう。

終戦後のまだ陰惨な感じの世相を反映したムード漂う情景や、土蔵、座敷に正座をして並ぶ人々。
当主とか、男尊女卑、因習、家制度に犠牲になる個人、斜陽、恨み辛み・・・。
書いているだけでむずがゆくなるような世界。あんな世界は小説や映画だから成り立つのであって、
現代であの世界観を維持しようとしている夫の実家の方々は、おかしい、と言い切っちゃおう。

私のブログの記事を読んで親しい友人が、「ってゆうか戦前だよね、その思想。」と感想を
述べてくれたけれど、本当に的を得ている。

平成を四半世紀も過ぎたのに、実家と嫁ぎ先のアナクロな世界から足を抜けられず、つい最近まで
軋轢に苦しみ生きていた。抜け出すという方法を取らずに。夫を好きな気持ちが残っている間は、
理不尽でもそれもひっくるめて夫たちを受け入れようと決めていたから。

そういえば「一族」という言葉も好む方たちでした。一族も、家長も、姑風を吹かすのも、
下だと思っている人たちが存在してくれているからこそということに、残念ながら気が
つかないで生き続けてきた義父と義母。
あなた方を怖れて従っていたのではなくて、目上の方への敬意と思いやりからこちらが折れていた
ことを、最後まで理解できなかった感性が哀しいことだとも、お気の毒だとも思います。

でも、それも済んだこと。
本当にお疲れさま。来年のお正月はもう憂鬱にならなくていい。
すっきりと、嫁でもない、妻でもない、ただの私。

おかえりなさい私。