自分が進化しているのを知るⅠ　求職活動

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「この仕事がしたい」そう願う仕事を発見

今日から新しい勤務先での仕事が始まった。
勤務先は大学。仕事内容は教授の研究補佐員として海外の文献の収集、資料作成、
海外の機関とのメールの遣り取りなど。
勤務時間は９時から４時、週４日勤務、期間は３月末まで。

ハローワークでこの求人を見たとき、私のための求人だと確信した。
時給、勤務時間、勤務する期間、そして最も大切な仕事内容と仕事環境。
全てが思い描いていた通りの求人だった。

「この仕事がしたい」
ううん、私はこの仕事が欲しい。

数回の面接、数１０枚の求人票のチェック、おそらく１００以上のネットでの
仕事検索を重ね、現在の自分が求める仕事がはっきりした。
応募にあたり心がときめいたが、でもどうしてもという執着はなく、面接は
熱いけれど軽やかな心で臨むことができた。

この仕事に決まるまでの流れ

１０月末、私は同じ大学の違う管轄で事務補佐官の面接を受け、不採用となっていた。
面接を振り返り、採用に至らなかった原因はパソコンのスキルの弱さであると感じ、
パソコンに対する苦手意識とさよならする時期が来たことを痛感した。
もう、パソコンが苦手な自分でなくてもいい。
さらりとパソコンを使いこなせる私も案外違和感がないじゃない。

自分で自分を励ましてパソコンスクールへ入会し、勉強を始めたのが１１月。
１１月末にはエクセルの検定試験を受け、１０年前と比べ遥かに使いやすくなった
エクセルの進化をスクールの先生と共感しあい、慣れればさくさくとエクセルを
使いこなせる自分という新たな自己イメージをお土産にいただき、他の級の受験も
することを約束してスクールをいったん後にした。

ちなみに１１月前後に会計事務所に採用が決まり（その後辞退）、ほぼ同時期に簿記３級
の勉強もしていた。
自分に不慣れな未知の分野の勉強を、同時期に複数行うこと。これが効果的だった。
簿記の勉強とエクセルの勉強を同時期に始めたことで何がわかったかというと、私は簿記を
勉強するよりもエクセルを勉強するほうが、ずっと楽に学べるし苦痛が少ないということだ。
もっと言えば、パソコンスキルを習得する方が案外楽しいし、自分に向いていたということ。

また、以前より続けている英語の勉強。
こちらは無理なく続けられ、私はやはり英語が好きなのだと実感できたのも収穫だ。
９月のＴＯＥＩＣ受験前は試験勉強が嫌で億劫だったが、簿記、エクセルを通過し英語に
戻ってくると、嫌という気持ちがなくなった。
ＴＯＥＩＣのスコアを上げるための勉強に今度はもっと楽に打ち込める。

英語とパソコンスキル＞簿記

これで当面の優先順位と目指す方向が設定できたから、あとは私の思う方向に進める求人の
出現を待とう。そうゆったりと考えることが可能になったら、不思議なことに求人が現れた。
ときめきながらも、不採用ならそれはご縁がなかったことと気負わずに面接に臨んだら、
採用が舞い込んできた。

仕事で私が提供できるもの、どんなニーズがあるかを探していく

出勤してパソコンのセットアップや細々とした作業をこなし、今日は仕事らしい仕事は
ほとんどできなかった。自宅に持ち帰った資料には、普段使わない専門用語の英語が多い。
ただし取り組まれている研究テーマは私も興味がある分野だったからラッキーだ。

パソコンスクールと検定試験のおかげで、表の作成は何とでもなるだろう。
決まったパターンの表の利用が多そうだけれど、教授の要望を聞き、新しいパターンの表を
こちらから提案してみてもいいかも。
文献の収集や、それをパソコン上で見やすく整理することも、そのうちにできる気がする。
仕事に慣れ、教授の求めるものを理解し、できうる限り要望に応えられる私になろう。

自分の英語とパソコンスキルを伸ばしながら、今は時給に見合う働きをして、３月までには
時給以上の働きをできる自分となりこの職場から新たな職場へ移ることはもう計画してある。
まだ拙いパソコンスキルとほどほどの英語力の私を雇ってくださった、黒目がちで美しい教授。
彼女と互いに笑顔で別れることができるように、未来からさかのぼり今すべきことをやっていく。

先月、先々月の自分と、思考やできることが変わっていることを実感できるのが嬉しい。
私は進化している。