palewhite’s diary

心模様は、日々さまざま。

男にとっての成功と、女にとっての成功は、そもそも全く違うものを指していることが多い

「タワーマンションに住みたくないのか」返答に困る問いかけはやめてほしい

最近30代初めの、人生の階段を駆け上がる最中の
男性と遭遇した。
「やってやるぜ!!」という気合をギラギラと身体から
発散させている彼を見て、何だか懐かしかった。
彼と話し、彼とよく似た男性たちを思い出したのだ。

30代から50代まで世代は異なるが、ある種のタイプの男性が
人生に求めるものは、驚くほど共通していることが多い。

人生で彼らが興味のあることは、

成功、お金、(若い)美女とのお付き合い、
歴史に名を残すこと、もしくは存在の証を刻むこと。

年齢が上がってくると、これに社会貢献の使命も加わるかな。

彼らは「スピード」を好み重視している。
人生全般においてのスピードが速く、加速が優れた乗り物を
みずから趣味で運転したり、それらの開発をサポートしたり、
スポンサーになることも好きだ。
女性を口説くときの速度も、彼ららしく一直線で無駄がない。

欲しいものがはっきりしていて、何だか爽快。
傍で観察しているぶんには面白いなぁと思う。

同世代のこのタイプの知人に、私が人生の自由度を上げて
自営業として生きていきたいと話したとき、後輩の育成に
燃えた彼は熱く、いろんなレクチャーをしてくれた。

その助言は的確で、専業主婦を長いことしていた
自分には目覚まし時計のように効き、とても感謝
している。

でも互いに会話をしていて、どうしても噛み合わなかった、
わかりあえなかった点がある。それは互いの成功や、
お金にたいする価値観とイメージの違い。
私の場合は以下の通り。

歴史に名を残すことや、存在の証を刻むことには興味はない。
常にもっと、もっとと拡大していく成功を求めたり、
ミリオネアの頂点を極めたいなどの野心はない。

付け加えると、
あまたの女性たちのナンバーワンではなく、
自分専用の男性のオンリーワンになりたい。

「タワーマンションに住みたくないのか!!」
「うーん・・・。」
(たまに誰かのお宅に遊びにいかせてもらうにはいいけれど、
低層住宅が好きだなぁ。何なら平屋でもいいし。)
「車は・・・車はそんなに興味なさそうだね。」
「車は好きな車に乗れたら嬉しいけれど、そのくらいかな。」
「・・・・・。」
善意は伝わるけれど、こういう質問には心がときめかない。

自分のサイズの成功がほしいのが女だと思う

何かの本で読んだ内容で、ビジネスマンが漁師に、今稼いで
リタイア後には昼寝とお金の心配のないゆったりとした生活を
満喫できるように頑張れと話すと、漁師は、もう昼寝もして
いるしゆったり暮らしているのだと反論し、ビジネスマンは
返答に詰まったというエピソードが描かれていた。
とっても深い内容で考えさせられたので記憶している。

たとえ経済的に成功しても、その陰で娘に過大な犠牲を強いる
ことになるなら、そんな成功はいらない。
たくさんお金があると、便利でいいなとは思う。
たとえばそのお金を元手に、自分がお店を開き雇用の場を作り
自分以外にも豊かさを循環させることもできたりするから。
お金を生み出すことはどんどん続ける。ただし強欲に手元に
集める趣味はない。

何というか、愛情をベースに活動できる心地よい範囲、
その適正範囲が女性の望む成功なんじゃないかなと
自分では感じている。

男の成功は真似しないけれど、男の成功を応援したい

ある種の男性たちは、これからもしぶとく生息するだろう。
草食の男性たち(これも具体的にはどういう意味だろう)が
新しい幸せな人生の方向性を示唆しても、彼らは自分たちの
ポリシーは絶対に変えない。

どうか、拡大を繰り返し宇宙まで到達してね。
竜巻みたいなパワーで、周りを巻き込みながら元気に
迷惑もかけながら、我が道を進んでいってね。

いろいろな種類のヒトが混在する世の中が面白い。
私に息子はいないけれど、彼らを見守りたいと思う。

わかりあえないもどかしさは、一回転すると喜劇に転じ、
それぞれの人生への愛おしさに変化して、世界はやっぱり
つながっていると感じる。