palewhite’s diary

心模様は、日々さまざま。

元夫からの、チョコレート

元夫からのお土産

昨日、できる限りお休みモードに入る!と宣言していたら、

夕方娘の塾お迎え時間少し前に、元夫から電話が入った。

娘にお土産を渡したいから、家にちょっと寄っていい?と聞かれ閃いたのが、

塾のお迎えに私の代わりに行ってもらい、そこで娘に会ってもらうこと。

彼に提案すると、その方が都合が良いとのことで、私はお迎えを免れた。


ものすごく嬉しかった。

これはもう幸運と呼んでいい。


それだけではなく、ベルギー産のチョコレートを

娘がいただいて帰ってきた。

「パパからのお土産だよー。」

シックな濃紺の紙袋から、素敵なものの気配は漂っていて、

開けてみたらベルギー産のチョコレート。

昨年はこんな平和な展開は思いつきもしなかった。

どうもありがとう、元夫。

チョコレートのような人生

新しい洋服、似あっていていい感じだよ。

せっかく着映えがする体型を維持しているのだから、

その調子で外見も中身に合わせてヴァージョンアップしてね。


少し前の電話の声で、落ち込んでいるのには気が付いていた。

娘と会いたいとも口にしなかったから、自分の殻にこもっていることは想像できた。

でももう私は奥さんではないから、復活するのを陰ながら祈っていた。


貴方にはめずらしい香りを身に纏って玄関に現れたとき、

もしかしたら親しい女性ができたのかな、とふと思った。

お互いに独身なのだから、誰かに心惹かれても不思議じゃない。

動揺して嫉妬するか?と心を観察したけれど、そうはならなかった。

少し波立った心は静かに戻り、うん大丈夫。

自分が独りだから元夫にも独りでいてほしい、

そんな我欲がなくて、ほっとした。

自分が課したテストに、どうやら合格できたみたい。


元夫が、元気になったことが有難い。

娘と愉しい時間を過ごせたようで良かった。


再婚であれ何であれ、貴方が何かを選択したら、私はそれを支持します。

遠くからになるけれど、応援する。

こんなことは直接言葉にだしては言えないので日記に記すけれど、

私は、ずっとこの先も貴方の味方だ。


ビターチョコレートは、ほろ苦くて芳醇な味。

コーヒーとチョコレートひと粒を、交互に味わいながら人生を凝視する。

「人生はチョコレートの箱、開けてみるまで中身は分からない」

映画フォレストガンプの言葉を思い出す。

箱のなかには、まだ幾つも美しいチョコレートが残っている。

私に取り出されるのを、ひっそりと整列して待っている。