palewhite’s diary

心模様は、日々さまざま。

娘の希望校の説明会

いよいよ受験が現実味を帯びてきた

仕事モードの自分と並行し、娘の中学受験の準備というか進行状況も

具体的になってきた。

中高一貫校の受験を6年生の夏に突如決意した娘。もちろん私は大賛成。

スパルタ受験塾に通っているが、4年生から準備をしているご家庭と比べ

出遅れた感がすごくある。

それでも、今まで野生児のように公文も学研教室も行かず、

ベネッセのチャレンジの課題すら未提出だった娘が、塾に通うだけでもすごいことだ。

私も風邪気味で行きたくないなーなど甘えたことは言っておられず、

灰色のワンピースにつつましく黒の中ヒールパンプスを履き、中学校の説明会に出向く。


説明会の内容は素晴らしかった。

先生方の説明の仕方がまずプロだ。

言葉の選び方、話すピッチ、この方たち自身も選り抜きの先生方だということがよくわかる。

中高一貫校では中学生から生徒はプレゼンを行い、学校側は「論理的な思考力」を

身につけられるように指導するらしい。

暗記ではなく考える力を持つ人材を育成したいとのこと。

いい学校。志望者が殺到する訳だ。

教育格差、同世代間の格差をふと思う

私の住む街ではひとり親家庭支援対策として、希望家庭に大学生ボランティアを派遣してくれる。

我が家には、この地の国立大学在学中のお姉さんが定期的に娘に会いに来てくださる。

彼女は、ボランティアでひとり親家庭の子どもに接することを選択しているけれど生真面目ではなく、

サークル活動も楽しむ、内面も外面も素敵な若い女性だ。

彼女と接していても感じるけれど、自分達が大学生だった25年前より、心優しく聡い若者は増えている。

頼もしくて素晴らしい若い層は確実に育っている。

その反面、どうしようもなく内面が老人化したような、狭い自分の半径にしか興味を持てない、

うまーく誘導されるがままに、思考停止で流されている若者の層も増えている。

20世紀は同じ20歳なら、趣味嗜好、学歴の差があっても何かしら共通の会話が成り立ったけれど、

現在は歳が同じだというだけでは共通の会話は成り立ちにくいのではないかと思う。

棲み分けがはっきりしているとでもいおうか。

たぶん若者層の二極化が進んでいる。
これからは偏差値だけではない教育格差が、もっと生き方にも格差を生む時代に突入するだろう。

娘の中学校の説明会で、本心から深い勉強を楽しんでいる中学生の写真を見て、この国の行先を考えた。

娘の進路を想像する

私の自由へのパスポートは、

ほどほどの英語力(もっと上手くなりたい!)と、身一つ在庫なしでできる仕事、

インターネット環境及びパソコン。

この3つがあれば世界中で生きていける。


娘たちの時代は、何がその人らしく生きるためのパスポートになるのだろう。

娘は何をパスポートに選ぶのだろう。


秋晴れの日曜日に、人少ない学校にいるのは意外と気持ち良かった。
(保護者は大勢いらしたけれど。)
 
おやすみなさい、また明日。