発熱、そして、すっきり感
木曜日夜からの異変
木曜日、年金事務所と市役所に出向き離婚関係の書類の受理が済んだ。
まだ全てではないけれど、気がかりだった大半が片付きほっとした矢先、
寒気が止まらない。寒くて夜も寝付けないまま朝を迎え。
そのまま金曜日に突入し、のどの痛みと悪寒を感じながら仕事を終え帰宅。
土曜日は、どうしても出かけなくてはならない用事があり、出かける1時間前まで寝て、
気合でマスクをして外出。
用事を終え、娘の「れんらくちょう」を買わなければならなかったことを思い出し書店に寄り、
書店は素通りできない性分は熱が出ても変わらず、朦朧としながら新刊など素早くチェック。
最後に薬局で漢方薬と市販の風邪薬を購入して帰宅。
普段私は薬を飲まないので、たまに薬を飲むとびっくりするくらい効く。
今回は悠長に治していられないので、自分の中では劇薬指定(一般的な風邪薬)の市販薬を
飲んでみる。
30分もするかしないかのうちに、のどの痛みや熱の苦しさがすっと引き、眠くなる。
娘はお友達と遊んでいるので、食事などどうするかは紙に書いておいた。
後のことは娘に任せて、ベッドに向かう。
まさに夢心地のまま日曜の朝となる
娘がどたばたと家に帰ってきて、水色のスキーウェアを着て何かしゃべっている。
寝ている私は、内容が良くわからないが、聞き返す気力がなくてぼーっとしているうちに、
「ばたん」と玄関のドアが閉められ、娘が消える。
それからしばらくして電話がなるが、起きられないのでそのままにしておくと、
勢いよく玄関が開いて、娘が「6時まで遊んでいい?」と私に承諾を求めている。
お休みだし、久々にお友達と遊んでいるし今日はいいですよ、と言おうとしたけれど
「うん。」しか言葉を発せれず。
その後、すぐに娘が「ただいまー♪」と帰宅したように感じたのは熱のせいで時間の感覚が
なくなっていたからかもしれない。
帰宅後の娘に夕飯のことなど話したところまでは覚えているけれど、その後の記憶はなく、
目が覚めたら日曜日の朝7時だった。
リビングの痕跡から想像すると、娘はカレーライスを食べたらしい。
食器を下げる係は我が家では娘なのだが、私の不在をいいことにお皿が出しっぱなし。
鍋の蓋も開けっ放し。どうも宿題をした気配はなくて、土曜日の夜をテレビをみて満喫したよう。
散らかった部屋は不思議と荒れた空気がなく、母親不在でも楽しく過ごした余韻が漂っている。
熱が下がり新しい朝を迎えて
そうして私はといえば、熱が下がって喉の痛みも何も、ない。
まだ気怠いけれど、何か身体にくすぶっていたものも熱と一緒に放出されたように感じる。
十数時間眠り続けるなんて、最近していなかった。
緊張してこわばっていた身体が緩んで、気持ちがいい。
外は急に降り出した雪のお蔭でしんと音もせず、ちょっぴり厳かな気配。
雪に覆われた窓越しの景色は私に、雪が降るたび何度見ても「再生」「新しさ」を感じさせてくれる。
しなくてはならないことリストが減ってきたから、今度はしたいことリストをもっと増やそう。
今日から2月。寒さは本番だけれど、春は近づいている。