palewhite’s diary

心模様は、日々さまざま。

運動会 娘の組体操

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今週のお題「運動会とスポーツの秋」

組体操をする学年

娘の通う小学校のある地域は運動会は春に行う。
運動会といえば秋の印象があったので、最初はとまどった。
そして高学年になると運動会に組体操が種目として加わる。
娘が5年生になり運動会で組体操をしなくてはいけないことを、
実は何年も前から本人ではないのに不安に思っていた。

娘は運動神経が悪いわけではないが、怖がりで慎重。
1歳2か月で走り回っていたのに、物心がつき始めると、
とたんに怖がりさんに変身してしまった。

鉄棒で逆上がりをするのが怖い、ジャングルジムのてっぺんに登れない、
跳び箱で思い切り踏み切れずに、ぶつかったらどうしよう、幽霊が怖い、
テレビで怖い番組をみても大丈夫!といいながら、トイレに一人で
行けなくなり付き添いを頼む、虫が苦手・・とにかく怖いものがいっぱい。
そんな娘を知っているだけに、ペアに支えてもらい行う組体操を彼女が
こなせるか気がかりだった。

泣きべそをかきながらの特訓

私が子どもの頃には組体操は運動会の種目になかった。
だからどう怖いのか、どうすればできるようになるのかが、
今ひとつわからない。
それでもペア役を娘の指示にしたがってやってみる。
「怖くてできない!どうしよう、全員で成功させるんだよ。」
ジャングルジムなどへの恐怖心には全面的に共感できなかったけれど、今回は娘に同感。

「ママも・・・怖い。小学生頃に組体操がなくて良かったなと思うくらいだから。」
なにか娘を勇気づけるサポートがしたいと思考を巡らせる。
現在中学2年生の娘を可愛がってくれた双子の姉妹にアドバイスをもらおうとひらめいた。

パートナーを心から信じること

友人にメールし、姉妹からの助言をいただけないかお願いしてみる。
すぐに返信があり、同じく繊細で怖がりな姉妹からの温かいメッセージがそこにはあった。
娘に合わせて小学生向けに書かれたメッセージの最後は
「パートナーを心から信じたら、きっと組体操はできるから。」
という言葉だった。
「・・うん、わかった。」
すっきりした顔の娘。

運動会当日、娘は見事パートナーと組体操の技を決めた。
パートナーの保護者の方と泣きそうになり感動を共有する。
双子の姉妹とその母親である私の友人へもお礼のメールを打つ。

苦手なことから逃げずにそれを克服した娘の勇気。
陰から応援してくださった姉妹や友人の優しさ。
組体操を見守る保護者たちの無事に成功しますようにと祈る気持ち。
いろんな想いが重なって、成功した組体操だと思う。

今は秋であの出来事からだいぶん月日は過ぎたけれども、
今年の運動会はきっとずっと忘れない。