palewhite’s diary

心模様は、日々さまざま。

面接を終えて

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好敵手に挑む

今日は週5日、パートタイム事務補佐員の面接に行ってきたので
忘備録のようなメモを書いておく。文字通り私の日記。

求人事業所は大学、仕事の内容は以下のサポート

・各種委員会、会議シンポジウム
・E-ラーニング、テレビ会議
・学生募集

迷いながらも無事面接場所に着き、指定された部屋のドアを何の気なしに開けると、そこにはずらりと
並んだ4名もの面接官がいらっしゃった。面接のメンバーは、

左端から少し疲れた様子が漂うパートさんのまとめ役?の眼を伏せた女性、そのお隣は白衣を着用した、
みるからに「働き盛りです!」と名札をつけているかのような肌艶の良い眼鏡の男性、次は既視感が
ある、いかにも総務部の部長といった雰囲気の少し女性的な優しさを漂わせた初老の男性、最後はこの
人物は何者だろうと思わせる、ベートーベンの髪型を少しマイルドにした髪を持ち、ライオンのような
風貌をし、一歩間違うとゴスロリと呼ばれる若者がするような結婚指輪をはめた壮年の男性。
以上4名プラス私。

総務部長らしき面接官の男性から仕事内容の説明がなされたが、それは求人票に記載された内容とは
異なり教授の研究論文をエクセル・ワード・パワーポイント等で仕上げることが主な仕事になる予定
とのことだった。
エクセル、ワードは得意ですかという質問には、どの程度の技能が求められるかわからないが得意では
ない、けれど苦手意識を克服したいと前から思ってもいたので、もし採用が決まれば事前に自宅にて
必要とされるPCスキルまでできるようにしておきますと答えた。

説明以外に様々な質問を受けたが、感想としては熱くて充実感のある面接を受けられて良かった。
事務補佐員の採用面接というよりも、新卒正社員採用面接に近い質問内容が多くなされ、個人的には
好感を持てた。上っ面の条件だけを双方で照らし合わせるのではなく、働くということをテーマに
抽象的な問いかけをしてくださったので、その場で物事を考え、それを相手に(この場合は面接官)
どう伝えるかを瞬時に判断しながら会話を展開する実践トレーニングができたから。

特に「働き盛りです!」と名札をつけているような男性が繰り出す質問は的確で鋭く痛快だった。
たとえていうなら気の抜けないテニスのラリーをしているかのような面白さ。
お互いに打ち返しやすい球を返すのではなく、男性からはビシバシと容赦のない球がくるために気が
抜けない。急に褒めてこられたので、これは・・・次に言いにくいことを話されるわ、持ち上げて落とす
やり方と緊張して言葉に耳をそばだてると、やはり痛いところをついてこられる。
この展開は想定はしていたので私は私なりにまずは不利な点を認め、次にそれを上回る有利な点を述べて
応戦する。久しぶりに相手がだれであろうと手加減なく追及する人物と話して「相手に不足なしだわ♡」
と面白くなってくる。

面接に対しての反省点と心地良い疲労感

私の発言振る舞いは、事務補佐員としての面接において適しているだろうか?
控えめさが足りない気もする。非常に微妙。
ただしこの場の雰囲気は事務なんだから適当な人を雇っちゃえというものではなく、あくまで真面目。
だからギリギリセーフ?総務部長は温かく微笑んで会話してくださるけれど、それと採用の合否は関係
ない。相変わらず下を向きっぱなしでこの場にいることを耐えているかのような女性は、同じ面接官の
男性たちと一切口をきかないし、ライオンのような風貌の男性も無言を貫く。
結局面接官お二人と私の3人での会話が続くこととなり、この職場の人間関係はどうなっているのかしら
という疑問が解けることはなかった。
それでも気持ち良くのびのびと面接を受けられた。

最近自分中心軸で行動し始めて今までの反動が出て、まだ程よい力加減がコントロールできないときがある。
今後の課題だわとそのことを心に留めて、最後は笑顔で締めくくり面接会場の部屋を退室した。
雨の中またしても広い大学病院と大学構内で自分がどこから来たのかわからなくなり、おかしくなる。
「???」とうろうろするうちに、何故か隣接する美術大学の出口を見つけ「♪♪♪」とそこから出ると、
全然知らない風景があった。

こんなところがあったんだ・・としみじみ歩き、アーケード街を渡り歩き続けると、帰りに寄れたらよろう
と楽しみにしていた江戸時代創業の老舗の日本酒酒蔵アンテナショップにうまいこと辿り着く。

これで2回目くらいの訪問になるけれど、やっぱりディスプレイが洗練されていて素敵。

お酒を使ったチーズやお菓子、化粧品などを丹念に見て歩く。奥にはバーコーナーもあり、薄暗く照明を
しぼった空間はありきたりな表現になるが、和と洋の融合に相応しいモダンな佇まいが日本酒のように
キリリと香る。今日の面接に力を尽くした自分へ何かあげたいなと思い、甘酒とお風呂に入れるお酒を買った。
ビタミンBが豊富らしい甘酒は、脳を瞬間的に酷使した今日みたいな日には最適かも。
お会計の際に店員の方にバス停への行き方をついでに教えてもらえ、一石二鳥のお買いものができた。

採用の合否は後日連絡だけれど、受かっても、受からなくても、どちらでもいい。おまかせかな。