できるからするのではなくて、できるかわからなくても、やる。
仕事を受けるかどうか考えていた。
信頼できる方からの紹介。
単価は、安い。
数をこなすというやり方もあるだろう。
まずは、どのようなサイトを運営されているのか見学する。
そこに載っていた言葉は、おばあさんの着る、
緑みがかったねずみ色の洋服のように印象に残らない。
私には、魅力を感じない場所だ。
単価の安さよりも、感じた印象が勤労意欲を削いでいくのだとわかった。
電車を待つ間、子供のお迎えまで、そんな暇つぶしのスマホ、受け身の時間に相応しい
ガムのように読んだら捨てられる記事もどんどん増えている。
でも、そういうまるで「コピペ」をして完成させたような、
量産される言葉を生み出すことを自分はしないと決めている。
新人なのに、仕事を選ぶのか? もうひとりの自分が問いかけていた。
そのとおり。
私は新人ですが、仕事を選びます。
選ぶ基準は、報酬ではない。
心が惹きつけられるかどうか。
記事を書かせていただく会社の在り方、そのサイトの存在意義、そこに自分が記事を書く理由、
様々なものが混ざり合って「YES・NO」は決めるけれど、絶対にはずせないのは情熱。
仕事を受けさせていただくうえで基準をもうける。
全てを受け入れないこと。
現時点では大切な規則、ルール1だ。
夕方の桃色に輝く、日が沈む前の雲たちのように、
心にやりたいことが浮かび上がっている。
その輝きは、長いようでふと目をあげると消えてしまう、華やかなのに儚いまばゆさ。
だけど焦らなくていい。
日は沈むけれど、また昇る。
夕焼けも、朝焼けも、見ることを決めたらずっと見られるもの。
できるかなんて、わからない。
わからないのに、やるって無謀だ。
他のヒトにはおすすめできない。
でも自分自身にすすめるならば話は別。
できるかわからなくても、する。
できるかわからないことを、できることに変えていくことが、
今のワタシにできること。