palewhite’s diary

心模様は、日々さまざま。

夏休み終了!

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夏休みに対する気持ち

夏休みを純粋に喜べない、楽しめないのが、母親だと思う。
これは私自身のこと。
勿論そんな母親ばかりのはずはなく、なかには
「子どもとの濃密なふれあいをするチャンス♪」と
夏休みを有意義に過ごす親子もおられよう。

すごく素敵なことだ。
その趣旨にはおおいに共感できる。私もそうありたい。
けれど、私の場合、そんな気持ちは毎年途中で挫折するのだ。

どんな夏休みが好み?

最初から夏休みを否定的にとらえているわけじゃない。
ゴールデンウィークを過ぎると、心は夏休みという文字に躍り出す。
自然の中でのキャンプ、面白そうなワークショップ、家族旅行、海水浴。
楽しい時間を過ごしてほしいと、計画を練るのにも気合が入る。
たくさんの経験をして、新学期にはぐっと成長したわが子を見たい。
母親の願望は、万華鏡のように四方八方に散らばっていく。

「ねぇ山の中のキャンプに行きたくない?」
「えー、虫多いし怖いからやだ!」
「じゃあ塾の夏期講習とか試してみる?」
「勉強面倒くさいから行きたくないし!」
「おばあちゃん家のお泊りはどお?」
「することなくて暇だから断る!」

どんどんプランが却下され、しぼみそうな気持ち。
いやいや、どこかに行くことではなくどう生活するかも
夏休みの大切なことだから、規則正しく生活することを
テーマにしようじゃないかと気を取り直す。

娘と2人でコピー用紙に生活の決まりを書いていく。
まずは時間配分。娘は午前も午後も目いっぱい勉強することにしている。
これじゃあ受験生だよとつっこみたくなるが、放置して続行。
何だか規則正しく子どもの鑑のような人物が暮らす一日のスケジュールが
出来上がったが、こんな風にできる娘いるかな?

ここにこのスケジュールを作成した本人がいるのだから、できると
仮定して夏休み突入だ。

夏休みスタート、そして・・

初日、ラジオ体操のおかげで起床時間はクリア。その後体操での疲れ?を
DSで癒すと朝からDSを開始。止めるように声がけしても生返事でやり続ける。
私の方は在宅の仕事もあるし、子どもが家にいて騒いでいないということにほっと
して、追求を緩めてしまう。その結果、初日午前の勉強計画はほとんどできなかった。

次の日も、また次の日もDSが漫画や友達と遊ぶ、テレビを見るに置きかわり、
スケジュールはあっても全く意味をなさない。
そのうちに雨降りでラジオ体操がお休みになったり、風邪をひいたり、
毎日いろいろあり、8月初旬にはだらしない生活が定着してしまった。

激しくがっかりする私だが、自分も密かにたてたスケジュールがこなしきれていない。
クローゼットの整理は手つかずだし、子ども部屋のレイアウト変更及び模様替えもまだ。
手作りアイスクリームを作るはずが、機械を出してもいないしどこにあるのか不明。

何だか親子であきらめムードになり、怠惰な生活に馴染んでいった。

宿題地獄

気が付くと、もはや1週間ほどしか夏休みは残っていない。
宿題の出来具合を確認すると、半分もできていない!
やはり、私が娘にもっとやいやいせっつくべきだったのか。
でもそれじゃあ自分で考えて行動することにならないし。

様々な葛藤があったが登校日には勝てず、娘を叱りつけ鬼コーチとして隣で監視して
何とか最低限提出の宿題からは解放された。
こんな光景は我が家だけではないですよねと、見知らぬ人につぶやきたくなる。
スーパーで娘の同級生のお母さんに会い、「あと新学期まで何日」と
互いにエールをおくりあい少し勇気がでる。
宿題をさせなくてはというプレッシャーは、病気の原因になるんじゃないかと
思うくらい心に重くのしかかる。

8月31日

何とか間に合った。
やっつけでこなした作文や絵だけれど、とりあえず提出できる。
新学期の持ち物も揃っている。しかし長い夏休みだった。

計画も理想も怠け心も、洗濯機に一緒に放り込んだようにごちゃまぜになり
何が何だかわかんない日々だった。
毎年夏休み最終日は、任務を完了したかのような安堵感と疲労に包まれる。
何かはわからないけれど、とにかく任務。

全国の母親の皆様、私自身にかけたい言葉。
本当にお疲れ様でした。
新学期バンザイ☆