本日の戦利品

ヴォイストレーニングで着る服がない！

ヴォイストレーニングを習いだして早くも１か月が過ぎた。
声を磨くために、より響く声を出せるように、身体作りと呼吸を中心に練習をしているこの１か月。
どうしても気になっていることがあった。
それは、ヴォイストレーニングのレッスンで着る服がないということ。

丹田を意識して、観客を巻き込み、空間に最適な音（声）を発する。

さすがと感じ入るプロの思考法に刺激と感銘を受けながら、一方で全く次元の違う、ささいだけれど
大切なことに悩んでいた私。
ヴォイストレーニングのレッスンを、より楽しく行える相応しい服がない。

これまでは、灰色のパーカーに濃い茶のベロアスェットパンツを合わせたりしていたけれど、
この配色は気分が沈む。単品で灰色のパーカー、濃い茶のパンツをみたら悪くなくても、
上下に濁った色を組み合わせると、溌剌と活動する気持ちが萎えるのだ。
普段濁った色を身に着けるときには、濁った色×白の配色コーディネートで明度を上げることに
しているけれど、今回はしぶしぶとこんなコーディネートでレッスンを受けていた。

澄んだ声を出すには、自分自身を最適な状態に整えることも大事。

髪型や衣服、外見を変えることでその人の精神面が変わるように、おそらく衣服が変われば気分も変わり、
きっと声も変わるはず。
自分の気持ちが上がる服を見つけよう、そう心に決めた。

家具屋さんにいくはずが

今日は前から買い換えたいと思っていたダイニングテーブルの下見に行こうと計画していた。
秋晴れの爽やかな天気に恵まれて、いそいそとお出かけの準備をする。
家具屋さんの場所をホームページで確認していて、その近くのショッピングモールにOLD NAVYが
できたよと、友人に聞いていたことを思いだした。Gapのもっとカジュアル版らしいそのお店に、
友人は息子たちの洋服を買いに行き重宝しているらしい。
「女の子にはZARAの子供服の方が可愛いと思う。」との感想に、やはりヨーロッパの子供服の方が繊細さが
あっていいよねと語り合っていたのだが、逆に考えればトレーニングウェアのようなスポーティーなラインは
得意かもしれないと閃いた。

予定変更☆OLD　NAVYでヴォイストレーニングの洋服を探そう。

嬉しい巡り合い

初めてのOLD NAVYは、アメリカといった印象の赤・青のディスプレイが印象的だった。
雰囲気としてはGapに似ているが、Gapよりも色鮮やかな原色が多めかもしれない。
客層としては１０代から２０代向けの洋服が並ぶが、使用目的が限定されるのでここで正解。
ここなら絶対にアスレチックの洋服、トレーニングウェアが置いてあるだろうと自信を持って
店内を進むと、やはりあった。嬉しいことにたくさんディスプレイされている。
ターコイズブルー、灰色、パープル、紺、蛍光ピンク、ミントグリーン、その様はカラフルな絵の具箱。
そして・・ありました、私の好きな淡いピンク色のウェアも。

淡いピンク色のウェアに紺色のアップリケで施されたロゴ。ピンクと紺は私の好きな色。

良かった、妥協してほどほどにしか好きでない洋服を買わなくて。
試着して、これを着てレッスンを受けたら、絶対にもっと声が良くなると試着室で感じる。
おまけにこんな恰好をしてみると、ウォーキングでも早朝に始めようかという気分になるのも不思議だ。
着るものの威力ってあなどれない。着るだけで、すいすいと柔軟も呼吸法もこなせそうに感じるんだもの。
これはどんな場面で着る洋服にも当てはまるけれど、洋服の力を借りるのも立派な戦略のひとつだ。

嬉しいおまけとしては、たまたまセールをしており、２着買っても１着分よりお安く手に入れられたこと。
好きなものを賢く買い物できたという満足感も味わえて、充実感がいっぱい。
お買いものって、女性にとっては（男性もかもしれないけれど）こよなく心の晴れる行為だ。
最近は値段に関わらずピンときた洋服しか購入しないようにしているので、購入した際、喜びの純度が高い。
青いカラーコンタクトを入れた親切な店員さんから渡された紙袋を大切に持ち、レジを離れる。
もう一度ディスプレイを観察して、色の使われ方配色バランスをチェックしながらお店を後にする。

買い物終了、心地良い疲れと共に

配色バランスが気になるのは、前にしていた色彩検定対策講座講師の仕事時代の感覚が蘇ってきているから。
ブログに自分でコーディネートした写真を載せるようになり、もっと色を意識しだしたことがきっかけだ。
今回の洋服のような小さな違和感にも気が付き、心のサインを大切に、それをそのままにしないようになった
のは、コーチングを受講したことが大いに関係している。
コーチングを受けて、ブログを始め、英語を再勉強し、車恐怖症も克服し・・・・現在進行中の私がいる。

全ては繋がってくる、人の内部でも、外部でも。

気持ちの良い風に吹かれながら真面目モードで考えていたけれど、紙袋の中から見えるピンク色の可愛さに、
たちまち気持ちは引き込まれ、真面目な思考はひとまずストップ。ワクワクする感じをイメージする。

ダイヤが数か所に埋め込まれたお気に入りの指輪のダイヤひとつが、衝撃で外れて行方不明になったまま。
たぶん直すのは手間がかかりそうだし、もう１０年も愛用していたから身に着けられなくなって寂しい。
でもこうやってヴォイストレーニングで着る洋服に巡り合えたのだから、今度は好きなアクセサリーにも
巡り合えるんじゃないかな・・・お買い物に出かければ。これは、買い物をしなさいというサインかも。

母からもらった真珠のネックレス。度重なる引っ越しで紛失してからは、真珠のネックレスなしで過ごして
きたけれど、そろそろフェイクパールでも本物でも、どちらでもいいから欲しいな。
Tシャツにパール、クルーネックのカーディガンにパール。どちらも好きな組み合わせ。

タータンチェックの布で今秋こそフレアースカートを縫いたい。娘とのお揃いも、緑が基調のスカートなら
恥ずかしくなさそうだし。あと濃い灰色のスカートも布地があるから縫える。買う方が簡単なのだけれど、
手作りのスカートは自己満足でも身に纏うとふんわりと広がる布地がより優しく温かいような気がする。

楽しい妄想にはきりがないけれど、駐車場に到着したので思考を再び中断。

さあ、ヴォイストレーニングの洋服も手に入れたのだから、早速家で股割や丹田の呼吸法をしましょうね。
厳しい先生風の自分がお勉強モードで誘いかけるけれど、家に着いてすることはもう決まっている。
娘に新しい服を見せなくちゃ。それが最重要課題。
高学年女子の厳しい服装チェックを見事クリアできるのか？
たぶん似合うって言ってもらえる、と信じて帰りましょう。