palewhite’s diary

心模様は、日々さまざま。

秋の訪れ、サンダルからハイヒールへ

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今週のお題「秋の気配」

シャツの袖をまくる秋

数年前から、日本の9月は夏の延長で残暑が厳しい。
暦の上では秋なのに、日差しは獰猛に肌を焼いてくる。

だから、つい、今年は9月半ばまでサンダルを履いてしまった。
そして夏に愛用した麻のシャツを、「麻は1年中着られるから」と
無理やりこじつけて遠慮がちにはおり、定番と化した白ジーンズを穿く。
快適なコーディネート。でもお洒落心は昼顔のように、しょんぼりとしぼんでいる。

空の色が青く遠く高くなり、風が涼やかにすうすうと身体の周りを動いていく。
自然は秋に移行したのに、人だけが置いてきぼりな風景。
レンタルDVD店で遭遇する、半袖も、短パンも、増殖したクロックスも、見飽きた。

そんなときに肌色ではない脚が視界に入るとはっとする。
栗色のタイツにスエードのブーティを膝丈のタイトスカートに合わせている彼女。
20代初めくらいか、ふわっとした茶髪が可愛い後姿。
たぶん、暑い。タイツはまだ時期的に早いよね。
でもお洒落の先取りをしている同性に、私は拍手をおくりたい。

秋の装い

もう秋だもの。
もう秋だしね。
タータンチェックのスカートや、コーデュロイの畝があるジーンズ、
今年はサイドゴアのブーツが流行るのかしら?

プラモデルやフィギュアを組み立てる男性が、どこから着手するか構想を練るように、
女性は靴や、バッグ、タイツ、スカートの素材などから秋の装いの戦略をたてる。

秋の気配を、私は足元から取り入れる。
まずは真紅のペディキユアを隠すところから始めなくては。
手に入れるべきは、先の尖った足の指の付け根が見えそうなカッティングのハイヒール。
去年まで愛用していた、先の丸い安心感をあたえる低めヒールのパンプスはしばし眠らせて。

さてお気に入りの靴を手に入れるべく街に出かけるとき・・・履く靴をどうするか。
ここでささやかだけれど、無視できない問題が持ち上がる。

オープントゥの紺色スエードウエッジソールなら、サンダルよりはギリギリ許容範囲?
フューシャピンクの9分丈パンツに白いシャツ、ベルトは紺と緑のプレッピー風。
これだけじゃ夏っぽいかも、何か秋冬イメージのモノを足さねば。
足元のマイナスを補うべく、クローゼットから一昨年手作りしたフェイクファーのバッグを取り出す。
秋の初めに暑苦しいかもしれないけれど、お洒落は先取りする気持ちも大切。
大丈夫、きっとこれから出向くショップのスタッフの方は解ってくださるはず。

さあ、私の秋を始めよう。