palewhite’s diary

心模様は、日々さまざま。

美味しい食事・魂の食事

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久しぶりに、友達とのランチ

長かった夏休みが終わり、新学期が始まった。
友人と私はこのときを待っていた。子ども抜きでの外出への期待に心を弾ませて髪型を確認する。
そろそろ迎えにきてくれる時間。何もしない無為の時間を楽しんでいるとインターフォンが鳴る。

ドアを開けると乳白色の真珠のネックレスに白いシャツを、濃紺のタイトスカートでぴりりと
引き締めた友人が笑みを浮かべて立っていた。
スカートのスリットから垣間見えるふくらはぎの感じが、大人っぽくて目の保養。
男性だけじゃなくて、同性同士であっても女っぷりの良い女性を見るのは楽しい。
身近な友人の華やぎは、自分たちの元気のバロメーター。
夏が過ぎ、お洒落をして出かけられる日々がまた手元に戻ってきた。

夏の報告

ひと月あまりでも、話すことがたくさんある。
夫、子ども、自分自身、日々の煩雑なこと、期待、感慨。
お皿の上の色鮮やかな野菜に目を奪われながら、やはりメインディッシュは会話だなと確信する。
美味しい食事をひと口。つぶやきをふた口。
止まらない共感と笑いと少しの涙。
友人を介して出来事はよりはっきりと真実となり、私の所に味わい深いものとして戻ってくる。
独りでは十分に咀嚼しきれなかった苦い想いは、友人に打ち明けることで噛み砕くことができる。

魂の食事

大切な友人との食事は、身体に食物を運ぶだけじゃなくて、
ただおしゃべりに興じるだけじゃなくて、魂に栄養補給する特別な食事。
私達は美味しい食事と一緒に温かい気持ちを交換している。
美容のことや、子どもの宿題にてこずったことを面白く話しながら、互いの心をそっと気遣っている。
明るい日差しを楽しみながら、移りゆく話題の中で、変わらぬ友人の凛とした佇まいに触れ感動する。

デザートとコーヒーを楽しみ、子ども達の下校時間に合わせ席を立つ。
生きていく楽しみの何割かは友人との語らいだわと、私はお腹も心も満足して考える。
次に会う約束はまだ未定だけれど、このふんわりした気持ちのお土産で、彼女も私も
余裕をもって優しさを周りに放射できる。
定期的な充電は、特に女性には必要。優しさの自家発電は発電所が壊れるまで行ってはいけない。
その前に互いに気持ちを交換して充電しよう。
私達は、家族の太陽。